ジェネリック医薬品Q&A

 

Q1.ジェネリック医薬品ってどういう薬なの?
ジェネリック医薬品は、先発医薬品の特許満了後に、有効成分、分量、用法、用量、効能・効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売される安価な医薬品です。また、製品によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、先発医薬品よりも工夫されたものもあります。

 

Q2.先発医薬品とジェネリック医薬品のちがいは?
ジェネリック医薬品は、有効成分、分量、用法、用量、効能・効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売されるので、品質的なちがいはないと言えます。
その一方で、先発医薬品開発に10~15年の歳月と数百億もの投資が必要といわれるのに対して、ジェネリック医薬品の開発期間は3年ほどというちがいがあります。そのため、価格は先発医薬品の2割~7割(平均して半額)に抑えることが可能になっています。

 

Q3.ジェネリック医薬品にはどのような利点があるの?
ジェネリック医薬品のお薬代は先発医薬品の2割~7割、平均して半額です。このことから、患者さんの薬代負担が減ることが利点としてあげられます。
また、医療財政面では医療費の国庫負担も減るため将来にわたり医療の質と国民皆保険制度の維持に貢献できます。

 

Q4.ジェネリック医薬品は安全なの?
ジェネリック医薬品は、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(医薬品医療機器法)」という法律に定められた厳しい基準のもとで開発・製造・販売されており、安全性が十分に確認されています。

 

厚生労働省「ジェネリック医薬品の質問に答えます」
日本ジェネリック製薬協会「ジェネリック医薬品について」